日本時間の27日未明に、メイダン競馬場で行われた世界最高賞金(1着600万ドル=約4億8000万円)のドバイワールドカップ(GI、AW2000メートル)は、M・デムーロ騎手騎乗のヴィクトワールピサが優勝。2着にもトランセンドが入り、世界最高峰のレースで日本馬がワンツーフィニッシュという快挙を成し遂げた。 ドバイワールドカップのこれまでの日本馬最高着順は01年トゥザヴィクトリーの2着。アグネスデジタル、アドマイヤドン、カネヒキリ、ヴァーミリアンなど日本を代表する名馬たちでも勝利を挙げることができなかった。しかし、ヴィクトワールピサはその大きな壁を乗り越え、勝利をものにした。 「日本人のために勝ちたいと祈っていました。私は日本を愛しています。ありがとう」。デムーロ騎手が語った。ヴィクトワールピサが日本を勇気づける結果を残した。