神奈川県空手道連盟が主催している同大会は学年・男女別に分かれ、対人勝負の「組手」と、決められた演武の中で力強さやスピード感を競う「形」の2部門がある。各部門の上位3人が来年3月に開催される「全国大会」に出場することができる。池田さんがエントリーした部門には20人が出場。1人ずつ形を披露し、審査員の採点により勝敗が決まる。 池田さんは小学1年生から同大会に出場してきたが全国進出の経験はなく、中学生最後となる今大会は「必ず全国に進みたい」と、目標に向けて邁進してきた。参加選手の中では150cmほどと小柄な体格なため、他の選手と比較されてしまうと見劣りすると分析。その差を埋める技のキレや正確さにこだわりを持ち、磨きをかけ挑んだ。 迎えた本番では、緊張することなく日ごろの練習の成果を発揮し、体の小ささを感じさせない豪快な演武で審判員から高い評価を得て、念願の優勝を飾った。池田さんは「これまで意識し