自動ブレーキが実用化されるなど、自動車の安全対策はどんどん進化している。 いざぶつかってしまった時の衝突安全性についても日進月歩のはずなのだが、調べてみるとその評価の方法でちょっと気がかりなポイントがあった。 それは「側面衝突」の試験方法だ。 言うまでもなく自動車の側面は外界と乗員の距離が近い。 この事故対策が生死を分けるといっても過言ではないだろう。 画像はJNCAP衝突安全性能評価パンフレットの表紙より 日本の側面衝突試験は、軽自動車が突っ込んでくることしか考えていない? 国土交通省らが公表しているJNCAP(ジェイエヌキャップ)という自動車の衝突安全試験がある。 ここでは前面衝突試験などと共に、側面衝突試験が実施されている。 JNCAPの説明を見てみよう。 試験車の運転席側に、質量950kgの台車を時速55kmで衝突させます。 JNCAP:衝突安全性能試験の概要 ん?950kgって、