ナイジェリアのかつてのビアフラの街、オニチャ(Onitsha)で、ゴミ捨て場の横を鼻をつまんで通る高校生ら(2005年12月6日撮影)。(c)AFP/PIUS UTOMI EKPEI 【5月22日 AFP】民族間および宗教間の一触即発状態の対立により連邦制がすでに脆弱化(ぜいじゃくか)しているナイジェリアでは、40年前のビアフラ戦争はいまだに、国を「波乱含み」にさせる要因を含んだ話題だ。この戦争について取り上げない教科書も多い。 ビアフラ戦争は、イボ人(Igbo)が多く住む石油埋蔵量の豊富な南東部がビアフラ共和国として独立を宣言した1967年7月に始まった。ビアフラのオジュク(Emeka Odumegwu Ojukwu)将軍によるこの独立宣言後、ナイジェリア連邦政府軍との戦闘が開始され、イスラム教徒が多い北部では数千人のイボ人が虐殺にあったとされる。戦争は1970年1月にビアフラ側が無条件
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