松下電器産業は、白物家電ブランドである「ナショナル」を、「パナソニック」に統一するのにあわせて、方針説明および新たな事業戦略について、記者会見を開いた。 会場には、雨にも関わらず、約1,400人の報道関係者が集まり、これまでの同社の会見でも異例の取材陣が参加したものとなった。 ● ナショナル以上のイメージをパナソニックに込めたい 冒頭、大坪文雄社長は、「公の場で、松下電器の大坪です、とご挨拶させていただくのは、今日が最後になるだろう。次にお目にかかる時にはパナソニックの大坪です、とご挨拶させていただくことになる」とコメント。さらに、「長年に渡り、松下電器にご支援を賜りありがとうございました。これからのパナソニックをよろしくお願いします」として、三方に向かって深々と頭を下げた。 大坪社長は、「すべてを取り組みをパナソニックに集中させ、社員の一滴の汗も無駄にしない。世界でパナソニックを理解して