皇国にエイハブはいたか 初めに断っておくが、この文章は狛犬とは関わりはない。 まずは、次の2枚の写真を見てもらいたい。 私がここで取り上げるのだから、お察しの通り、これは神社の写真である。しかし、神社の写真として見た時、何かおかしな感じがしないだろうか。 双方ともに、一般的な神社では見られないアーチ状のものが写っているのである。 これは一体なんなのだろうか。 しかも、この2枚の写真には驚くべき事実がある。 2枚のうち、左の写真は台湾最南端の岬である"鵝鑾鼻"の灯台のとなりにあった鵝鑾鼻神社であり、右の写真は樺太南部の札塔にあった恵比寿神社なのである。 台湾も樺太も、かつての大日本帝国の領域であったとは言え、日本列島を挟んで南と北に大きく隔たっている。なぜそんな離れた場所に共通してこんなものが存在しているのだろうか。 最初に入手したのは、鵝鑾鼻神社の写真(絵葉書)だった。それには、このアー
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