自民党の石破幹事長は28日、東京都内での講演で、同党の安倍総裁がデフレ・円高対策として大胆な金融緩和策を掲げたことについて「極端な円安は決して日本経済に良いことではない」と述べ、疑問を呈した。 石破氏は「我が国は内需の割合が極めて高く、輸出で稼いでいるのは15%くらいだ。円安にどれだけのメリットがあるか、きちんと論じなければいけない」と語った。 衆院選後の政権の枠組みについては「第3極が何を言っているのか、さっぱり分からない。一緒にやるのはかなりリスキーだ」とし、安倍氏が視野に入れる日本維新の会との連携に慎重な考えを示した。