知人を脅して指を切断させたとして、宮崎県警は4日、同県小林市細野、小林市建設課職員本村真一容疑者(46)と妻の無職あけみ容疑者(42)を強要、傷害容疑で逮捕した。 発表によると、2人は7月10日午後8時頃、自宅に市内の知人男性(45)を呼びつけて金銭を要求。応じなかった男性の顔を殴るなどした上で「殺すぞ。指を詰めろ」と脅迫し、家にあった包丁や金づち、まな板を男性に渡して左手小指を切断させ、約3週間のけがを負わせた疑い。 真一容疑者と男性は小学校の同級生だった。男性は事件後、2人から逃れるため、鹿児島県や福岡県などを転々としたが、8月1日、旅先で知り合った男性に伴われて宮崎県警小林署を訪れ、被害を届け出たという。 小林市によると、真一容疑者は1993年4月、技能労務職員として採用された。2006年から建設課で、市道を維持管理するクレーン付きトラックの運転などを担当。無断欠勤はなく、勤務態度は