いずれも「永世」称号を持つ羽生世代のトップ棋士3人が一堂に会し、座談会で大いに盛り上がる貴重な夜が実現した。日本将棋連盟会長の佐藤康光九段(48)、同連盟専務理事の森内俊之九段(47)の紫綬褒章受章を記念した祝賀会に、昨年、永世七冠を達成して国民栄誉賞の受賞も決まった羽生善治棋聖(47)が発起人の1人として登場したのだ。異例中の異例の顔合わせで何が語られたのか。 700人超の人気 ホテル椿山荘東京(東京都文京区)で1月25日夜に開かれた祝賀会には700人を超えるファンらが集まり、昨今の将棋人気ぶりを裏付けた。冒頭、佐藤九段と森内九段の棋士人生を振り返る映像が流され、プロ入り前から将棋界のトップに上り詰めるまでが紹介された。 開会の辞の後、発起人代表の関西電力相談役の森詳介氏が挨拶。続いて、来賓の銅版画家の山本容子氏と元ソニー副社長の森尾稔氏が祝辞を述べた。 山本氏「佐藤さんとは家族ぐるみで