9日のユネスコ世界遺産委員会で「『神宿る島』宗像・沖ノ島と関連遺産群」が紹介された際、旧日本軍を象徴する旭日旗のような旗を掲げる漁船の画像が会場のスクリーンに映ったと韓国政府代表が指摘した。「技術的なミスだと思うが、近隣国に誤った印象を与える」と再発防止を求めた。 日本政府関係者によると、海上で行われる宗像大社の祭りの写真に大漁旗が写り込んでいたという。
東京都議選最終日の秋葉原駅前。自身に抗議する人たちを指さし、「こんな人たちに負けるわけにはいかない」と叫ぶ安倍晋三首相の姿にため息がでた。またか。 4年前の都議選の時にも渋谷駅前で、抗議する人たちを非難した。腹の虫がおさまらなかったのか、首相はフェイスブックでも彼らを「左翼の人達」「恥ずかしい大人の代表」とののしった。実際には環太平洋経済連携協定(TPP)反対派で、日の丸を手に参加する人もいたのに。 だいたい、批判を連呼しても主権者じゃないか。このむき出しの敵意、なんなのか。 首相の著書「新しい国へ」を、本棚から抜き出す。自身の少年期や青年期を記したくだりを読み、へーっと思ったのは、その反骨心だ。 高校の授業。日米安保条約破…
オフィスで終業時刻に音楽を流し、帰宅を促す試みが広がりつつある。お店が閉店まぎわに「蛍の光」のメロディーを流すのと同じ手法だ。長時間労働を減らす「働き方改革」は、待ったなしの課題。はたして効果はあるのだろうか。 東京・新宿のオフィスビルに入居する三井ホーム本社。社員約100人が机を並べるフロア。ゆったりとしたピアノ曲が流れる。 午後6時に突然、映画「ロッキー」のテーマ曲に切り替わった。終業時刻を告げる合図だ。 社員が次々と立ち上がり、「私は7時までかかります」「私はこれで帰ります」。机を接する同じ班で順番に宣言していく。残業が長くなりそうな社員には、上司がアドバイスしたり、周りが手伝いを申し出たりして、早く帰宅できるよう協力し合う。 オフィスで決まった時間帯に音楽を流す取り組みは、総務、経理、人事などの部署で2014年10月から始めた。社員のリラックスや、メリハリをつけて働いてもらうのが狙
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