【カイロ=大内清】AP通信は6日、国際テロ組織アルカーイダとみられるグループが、最高指導者ウサマ・ビンラーディン容疑者が死亡したことを認めるとともに、米国などに対する攻撃を予告する声明をイスラム過激派系ウェブサイトに掲載したと報じた。声明が本物なら、同容疑者殺害後にアルカーイダが公に反応を示したのは初めてとなる。 「あなたは良き人として生き、殉教者として死んだ」と題された、「アルカーイダ総指導部」からとされる声明は、今月3日付で掲載された。同指導部はその中で、ビンラーディン容疑者を殺害した「米国やその手下に対し、場所を問わず攻撃を続ける」と報復を宣言した上で、同容疑者殺害に成功した「米国の喜びは、悲しみへと一転するだろう」と述べた。 声明が掲載されたのは、これまでもアルカーイダがしばしば利用してきたサイト。テロの実行方法などについては触れていない。 声明はまた、殺害の1週間前に収録されたビ