本書を読んでいると、「正しい日本語」と「通じる日本語」とは必ずしも一致しないことがよく分かります。美しい日本語が滅びつつある中で、時代をも含めたTPOに相応しい言葉づかいができることが重要だと感じました。言葉は生き物である以上、時と共に移ろうのはある程度仕方のないことですね。 さて、本書には敬語だけでなく日本語・国語にまつわる様々な読み物が載っています。中でも良かったのは…日本の文豪相関図です!インテリすぎず、ライトすぎない切り口で読んでいて楽しい。 お買い求めやすい価格、たまにぱらっと読むにもぴったりな、おすすめの一冊です。これで持ち歩きしやすいサイズだったら五つ星!