ニクラス・ルーマンの新刊。2003年9月24日 多様性と個性の世界――芸術。しかし、芸術は一体どのようなシステムだろうか。 それはまた、社会システムの中でどう存在するのか。 直観と想像力、知覚とコミュニケーションの機能に注目しつつ、 システムと環境、メディアと形式、観察の一次性と二次性、自己言及と他者言及、等々の差異・区分によって芸術システムを究明し、 他の社会的諸機能システムとの相互的な刺激の可能性を示唆する芸術の社会理論。〔社会学・芸術〕 ■馬場靖雄論文書庫 > 『社会の芸術』
ニクラス・ルーマンの新刊。2003年9月24日 多様性と個性の世界――芸術。しかし、芸術は一体どのようなシステムだろうか。 それはまた、社会システムの中でどう存在するのか。 直観と想像力、知覚とコミュニケーションの機能に注目しつつ、 システムと環境、メディアと形式、観察の一次性と二次性、自己言及と他者言及、等々の差異・区分によって芸術システムを究明し、 他の社会的諸機能システムとの相互的な刺激の可能性を示唆する芸術の社会理論。〔社会学・芸術〕 ■馬場靖雄論文書庫 > 『社会の芸術』
信頼についての機能分析の本。議論の構図がさほど固まっている感じとは思えなく、論述がややバラバラな印象を受ける。分かるところは分かるのだが、全体の中でどう位置づけられているのかが不明な議論もあった。多産な人の著作にはあることなのだが。 ルーマンは信頼を、他人についての信頼と、社会のシステムについての信頼の二つに分けている。我々が生きている世界はあまりに複雑だ。単純な社会ではいざしらず、現代の社会はあまりに多くの可能性があり、起こる出来事はどれも「別様でもあったはず(contingent)」のものである。一見、科学技術の発展によって世界内の出来事は制御しうるようになったように見える。もし出来事が道具的に制御されるなら、信頼は不要である。だが実際は、科学技術は逆に様々な可能性を拓き、世界の複雑性を増大させている(p.26)。例えば、建築学について信頼していなければ、どうして高層マンションに住めよ
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く