四六判 / 1028ページ / 上製 / 価格 14,300円 (消費税 1,300円) ISBN978-4-588-00969-3 C1310 [2011年11月 刊行] カントに至る近代道徳哲学の流れはどのようなものであったか。本書は、主意主義、主知主義、合理主義から理神論や懐疑論、無神論までの多様なスペクトルからなるモンテスキュー以後の道徳思想の流れを詳細に後づけ、カントによる「自律」としての道徳観の創成を解明すべく近代の道徳思想史を網羅的に分析し、考察した記念碑的著作。 ジェローム・B. シュナイウィンド(シュナイウィンド ジェローム)(Jerome B. Schneewind) 1930年生まれ。プリンストン大学にて博士号取得。その後、シカゴ大学哲学部をはじめ、哲学の専門家として、イエール、プリンストン、ピッツバーグ大などを経て、ジョンズ・ホプキンス大学教授。現在は同大学名誉教授