この1年間で、最も鮮烈な出会いだったかもしれない。インターネットを活動の場と定め、MySpaceに自作の楽曲やMVをアップしていた「さよならポニーテール」。彼女たちが一体どこの誰で、どんな活動を行っているのかも知らずに、ぼくは偶然彼女たちのMySpaceに辿り着いた。そして、その場にアップされていたさよポニの作品を一聴して心を奪われ、驚愕したのを今でもよく覚えている。なにせ人知れずネットの片隅で、音楽作品の圧倒的なクオリティーのみならず、映像やイラストも含めたオリジナルな世界観を確立しているアーティストに出会ってしまったのだ。昔っから、ネット上で面白いアマチュアアーティストを探しまわっていたぼくにとって、それはもう「ぶったまげた」を飛び越し、しばらくは何をしていいのかわからないほどの茫然自失っぷりだった。 そんな出会いから、まだたったの1年足らず。ライブもやっていなければ、プロモーションだ