ウェブページを表示するブラウザのウィンドウサイズは、閲覧環境によってさまざまだ。特定のウィンドウサイズを想定してウェブページを作成すると、それ以外の大きさのウィンドウではコンテンツが読みづらくなるなどの問題が発生する。最近ではiPhoneのような携帯端末からのアクセスも考慮する必要性が出てきているが、サイズ別にページを用意するのは制作にも管理にも手間がかかってしまう。 こんなとき、CSS3の「Media Query(メディアクエリ)」の機能を利用すれば、ウィンドウサイズに応じて適用するスタイルシートを切り替えて、ユーザーの環境ごとに最適なデザインでページを表示することができる。 現在、Media Queryの規格はW3Cの勧告候補(Candidate Recommendation)となっており、Firefox 3.5以上、Safari、Google Chrome、Operaが対応している。