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書誌と文章術に関するtsuneaki02のブックマーク (3)

  • 説得しない哲学者 ――國分功一郎『スピノザの方法』感想 - 鳥籠ノ砂

    國分功一郎『スピノザの方法』はデカルトの思想とスピノザの思想を対比した上で、ある驚くべきテーゼを発見している。デカルトの思想が他者への説得を試みるのに対し、スピノザの思想は他者への説得を試みない、というのだ。 書の問いは、人はいかにして真の観念・真の認識に到達できるのかという「方法」の問題から始められている。まず、方法は精神にとって外的な「道具」と見なされた。しかし、そのような方法を探究するにはまた別の方法が必要であることから、懐疑論者(ソフィスト)によって無限遡行の問いを付されてしまう。そこで、デカルトは方法を精神にとって内的な道具と見なした上で、懐疑論者を説得する外的な「標識」を求めた。決して疑い得ないコギト、すなわち「我思う、ゆえに我あり」がそれである。さらにデカルトはコギトから、決して私を欺くことのない神の存在を証明しようとした。二つのア・ポステリオリな証明と一つのア・プリオリな

    説得しない哲学者 ――國分功一郎『スピノザの方法』感想 - 鳥籠ノ砂
  • 2001年7月 Archives - 内田樹の研究室

    7月2日 関係各方面にいろいろとご心配をおかけしましたが、BBS で展開されておりました論争は最初にメールをくれたTさんから「仕切... 2001年7月 2日 00:00 7月5日 いよいよ「お待ちかね! 戦う身体舞う身体講演シリーズ」第一弾の鈴木晶先生のおでましだ。 「内田 樹」というのは実在の人物... 2001年7月 5日 00:00 7月6日 「戦う身体舞う身体」講演シリーズ第一夜、鈴木晶先生による『バレエの身体表現』は盛会のうちにぶじ終了いたしました。 遠路お... 2001年7月 6日 00:00 7月7日 ビジネスカフェから『Espresso』の最新号が来る。 毎号このビジネス誌に掲載される平川くんのエッセイを私は楽しみに読... 2001年7月 7日 00:00 7月12日 暑い。 暑いとか寒いとか、私はうるさく口にするが、これはご存じのとおり、温度が高いとか低いとかいう事

    tsuneaki02
    tsuneaki02 2012/07/24
    「快楽を求める活動それ自体が快楽の完全な成就であるような活動が 『自分にとって』何であるかを言え[…]」(ない)「[…]人間にはおそらく快楽は訪れない。」 | ほか、レヴィナスの、エロス論とユダヤ論
  • 疾走する文体について - 内田樹の研究室

    英文学者の難波江和英さんと同僚として過ごすのもあと一年。 最近はふたりとも学務が忙しいし、難波江さんは長くご両親の介護をされているので、むかしのようにゆっくり遊んでいる暇がない。 そこで、「先生ふたりゼミ」をやることにした。 メディア・コミュニケーション副専攻の第四学期の演習科目がそれである。 これだと週に一度必ず90分間おしゃべりできる。 それも主題限定。言語の問題、それだけである。 きわだった言語感覚をもつこの文学研究者から同僚として影響を受けるこれが最後の機会である。 毎週いろいろなテーマで学生を巻き込んで熱く語り合っている。 何かを学生に教えるというより、私たちが対話をつうじて「発見」していることを学生たちにもリアルタイムで共同経験してもらうというような授業である。 昨日のテーマは「文体は疾走する」。 ドライブする文体と、そうでない文体がある。 すぐれた作家は一行目から「ぐい」と読

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