代わり映えのしない日常の中で、ふと、 「何をやっても、むなしい」 「このまま自分の人生、終わってしまうのか……」 という思いが去来することはないでしょうか。 インターネットで知り合った吉村健士さん(仮名・54)も、そんな思いを抱えた一人でした。 ところが、吉村さんは波瀾万丈の末、その心が大転換し、苦しかったことも辛かったことも、すべてが喜べるようになったのです。 以下、吉村健士さんの告白です。 両親、妻、娘、仕事…… 大切なものは皆 離れていった…… 「健士、来てくれ!」 闇夜をつんざくような父の悲鳴を聞いたのは、高2の春、祖父の葬儀のあった夜中のことでした。 ベッドから飛び起きて、両親の寝室へ駆けつけると、父が、必死で母に人工呼吸をしています。 まもなく母は病院へ救急搬送されましたが、手遅れでした。 享年39歳。 ほんの1時間前、おやすみの挨拶を交わした母の、夢想だにしなかった急死でした
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