今後の活動について話し合う「ビスケット」編集部のメンバーたち=東京都目黒区、川見能人撮影東大女子の声 【川見能人】「東大女子の心の闇」を探る――。東京大学に通う女子学生らがこの春、そんなテーマのフリーマガジンを出した。「頭のいい女性」というイメージが重荷になったり、周りが優秀すぎると感じて自分自身を認められなくなったり。そんなありのままの姿をつづろうと企画した。東大女子も、悩んでいるのだ。 東大女子らによる東大女子のためのフリーマガジン「ビスケット」。2011年春に創刊し、これまで春秋に計4号を発行。東大女子がもっと輝くきっかけにと、当初は勉強やスポーツなどに活躍する「キラキラ」した現役生や、子育てと仕事を両立するOGらを紹介する特集を主に組んできた。しかし、3号から徐々に趣を変え、今月発行の第5号のテーマは、東大女子の「闇」。2千部を発行し、本郷、駒場の両キャンパスなどで配る。 冒