「自然言語処理」特集号 論文募集 テーマ:「不自然言語処理 枠に収まらない言語の処理」 特集の趣旨 ウェブの発展や言語によって表現された一次情報の増加に伴い,従来の教科書的な自然言語処理の枠に収まらないリアルな言語表現に対する処理は実用上ますます重要性を増しています.具体的には,口語表現,異表記,表記ゆれ,変則的な固有名詞,顔文字,絵文字,未知語など,従来の自然言語処理では主なる対象になっていなかった言語表現を処理の対象にする必要がでてきています.従来の自然言語処理では,新聞記事等の「きれいな」言語表現に対し,比較的シンプルな形態素解析および構文解析の研究が行われてきました.しかし,特に実用的なシステムにとっては,枠に収まらない言語表現を分析し,認識すること,およびそれらをどのように処理するかが大きな課題の一つとなっています. 2010年夏に行われたバイドゥ株式会社主催の「不自然言語処理