「切腹最中」 お詫び用の土産から全国区へ 2007年12月04日 「切腹最中」――こんな物騒な名前のお菓子が、改めて注目を集めている。忠臣蔵にちなんだ商品名は、「おわびの時の手土産に最適」と、以前から営業マンらの人気を集めていたが、今年は東京メトロの情報紙が企画した「東京うまいもの大賞」にも選ばれた。(アサヒ・コム編集部) あんと皮の相性が抜群の「切腹最中」 箱の包装にもこだわった 「東京うまいもの大賞」のトロフィーを持つ店主の渡辺仁久さん 店内には忠臣蔵グッズも展示 この最中(もなか)、真ん中からぱっくりと割れている。割れた皮から見えるたっぷりのあん。しっとりした皮と、甘さを抑えた、あんの相性は抜群だ。 東京・新橋の菓子店、新正堂の名物。店主の渡辺仁久さんが1990年、日持ちのするお菓子として考案した。物騒な名前は、店が忠臣蔵の浅野内匠頭が切腹した屋敷跡にあることに由来する。最中を巻く帯