愛知県が公表した青少年育成条例案が思わぬ誤解を招き、波紋を広げている。 問題となった条例案は、愛知県が現在、文書を公開し、県民からの意見を募集している「あいち子ども・若者育成計画2010(仮称)(案)」。社会環境などの変化に対応し、次代を担う青少年の健やかな成長と自立を支援する施策の方向性などが示されている。 その中でネット利用による有害情報の閲覧防止策として、携帯電話のフィルタリング強化などが掲げられ、「0歳からおおむね30歳未満」とした対象年齢に対し、「成人にもネットの閲覧規制をするのか」などの問い合わせや批判が相次いだという。 これを受け、愛知県会活動推進課では、後日「施策によって対象者は異なる」旨の補足説明の文章を記載。「ネットの有害情報の閲覧等の防止」は、18歳未満を対象としていることなどを明記した。