国立天文台は1日、来年の秋分の日が9月22日になると発表した。秋分の日が近年は9月23日で、23日以外になるのは33年ぶり。9月22日になるのは1896年以来116年ぶりという。 春分と秋分の日は、太陽と地球の位置関係で決まる。国立天文台が計算し、前年の2月1日付の官報で発表している。春分の日はこの50年で3月20日と21日を行き来していたが、秋分の日は1979年は9月24日で、80年以降はずっと9月23日だった。 日付が動くのは、地球が太陽の周りを365日と約6時間かけて1周するためで、4年に1度、うるう年で調整するものの、それでもずれが出てくるためという。 計算上は、当面は4年に1回、9月22日が秋分の日となりそうだ。(桜井林太郎)