リコーは2013年12月6日、フルカラー複合機の新機種として、連続複写速度が毎分25枚(A4ヨコ)の「RICOH MP C2503」と、同毎分18枚の「同C1803」を発表した。12月11日に販売を開始する。いずれも、A3型複合機(全18シリーズ)のうち、エントリークラスに位置する。特徴の一つは、針を使わずに紙を綴じる針なしステープル機構を初めて搭載したこと。
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2013年11月に入ってから「Anonymous」を名乗る者が、日本の組織に対して地味かつ甚大な被害を及ぼすサイバー攻撃を仕掛けている。組織内にある複合機を狙い大量の印刷物を出力させて直接的な損害を与える点が、これまでとは異なる大きな特徴だ(写真)。 Anonymousがかつて仕掛けたサイバー攻撃といえば、Webサイトの脆弱性を突いたWebページの改ざんだったり、物量にモノをいわせたDDoS攻撃だったりした。こうした攻撃は目を引くものだが、攻撃そのものはWebサーバーを狙ったもので、その組織内部に届くものではなかった。 11月8日に、IPA(情報処理推進機構)は、学術関係機関などで複合機の情報がインターネットから閲覧できる状態になっていることにより、複合機の内部に蓄積された本来公開すべきでないデータが外部に漏洩することに注意喚起を促していた (関連記事1:IPAがオフィス機器のセキュリティ
ファクスやスキャナーなどの複合機から、インターネットを経由して複合機内部の情報が部外者に閲覧される可能性があるという一部報道を受け、複合機メーカー各社は2013年11月5日より、注意喚起を促す情報を発信している。 その内容は、「適切なセキュリティ設定のもとでご使用いただければ、情報漏えいなどの心配はございません」(リコー)、「ファイアウォールなどで保護されたネットワークの中で運用いただき、複合機を含む情報機器側にも適切なセキュリティー設定を施してご利用いただければ、安心してお使いいただけます」(キヤノン)というもの。適切なセキュリティ設定の下で利用すれば、情報漏洩にかかわる問題はないとしている。 この状況について、複合機のデータセキュリティに詳しい会津大学特任教授の山崎文明氏は「メーカーの対応には問題がある」と指摘する。現在はオンラインでのメンテナンスの必然性から、ほとんどの複合機がネット
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