非常に優れた1つの文書規格というものは、決して存在しないようである。 文書フォーマットをめぐる大きな論争に新たな展開が生じた。「OpenDocument Format(ODF)」推進派の一部が、同規格からWorld Wide Web Consortium(WC3)の「Compound Document Formats(CDF)」規格へと転向し始めたのである。 理由は、ODFファイルを「Microsoft Office」アプリケーションと共有する際に、技術的な制約が存在するからである。 OpenDocument Foundationを設立したGary Edwards氏は2006年、「OpenDocumentでは市場の要求を満たすことができない」と述べた。「そもそもOpenDocumentは、市場の要求を満たせるような設計になっていないのだ」(Edwards氏) Edwards氏は同僚らととも
弁護士で「Standards Blog」というブログを執筆しているAndrew Updegrove氏は、World Wide Web Consortium(W3C)の関係者と話をして、「Compound Document Format(CDF)」というファイル規格が「Office」のようなアプリケーションに適した規格ではないことを知らされた。 米国時間11月7日にW3Cの技術総会に出席した同氏は、W3CでCDFを担当しているChris Lilley氏と話す機会を得た。Lilley氏によると、CDFは表計算やワードプロセッサのようなアプリケーションのために設計されたものではなく、それ以外のウェブ技術間の相互運用性を図るためのものだという。 Updegrove氏が質問したことの発端は、10月末に明らかになってウェブ上で多くの議論を呼んだニュースにさかのぼる。内容は、「OpenDocument
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