社会インフラとして、企業活動や個人の生活に必須の存在になったインターネット。ツールとしてインターネットの利便性が向上する一方で、情報セキュリティの重要性が日々増している。情報セキュリティを高める目的は、業務や情報システムを運用していくうえでの安心・安全を高め、保持することだが、その実現には想定されるリスクを包括的に把握し、対処していくことが求められる。 リスクを認識し、積極的な予防策の実施を進めている企業や官公庁・自治体にとって、情報セキュリティを担当する人材の確保や育成が急務になっている。しかしインターネットにおける脅威が侵入するチャネルは多岐にわたり複雑化しているため、ますます高い専門性と広範囲に対応できるスキルを要求されている。そのため専門技術だけでなく、世界的なトレンドを把握していることや日本独自の要件への理解も必要だ。 このような人材が育成されているかどうかを可視化する指標として