XMLはデータ交換用フォーマットとしてかなりの位置を占めるようになった。もはや、デベロッパレベルでも、アーキテクトレベルでも、XMLは使いこなせて当然と言える。プログラミングレベルでXMLを扱う場合、いくつか代表的なAPIがあるが、もっとも基本的で重要なAPIがDOMだ。XMLをオブジェクトツリーで表現して操作するAPIで、XMLの操作における基本となっている。 DOMは代表的だが、これをそのままプログラミングで活用するとなるとなかなか面倒くさい。1つ1つ要素を取り出していかなければならず、データにアクセスするだけでも結構な量の実装が必要になるからだ。このため、XMLにはデータやノードアクセスするための手段としてXPathが標準化されている。"/document/docgroup[1]/title/p"のように指定すれば直接データにアクセスできるというものだ。これは便利だ。 XMLとは別の