ソフトバンクが、米携帯電話3位のスプリント・ネクステルを200億ドル(約1兆5700億円)で買収することで合意したと、複数の米メディアが14日報じた。実現すれば、携帯電話契約数が約9千万件に達する世界的な通信グループが誕生する。 米CNBCテレビによると、米国時間15日朝(日本時間同日夜)にも発表するという。 報道によると、ソフトバンクがスプリントの70%の株式を取得し、経営権を握る。両社の取締役会が了承した。買収額200億ドルのうち、80億ドル分をスプリントから買い取り、残りを市場から買い付ける。半年以内の買収完了を目指している。 スプリントが株式の5割近くを保有する無線通信会社クリアワイヤを、スプリントが買収する検討もしているが、発表には含まれない見通し。(共同)