普通の女性は60~70くらいの数値ですが、由芙さんは100なのでかなりのものです(ダニエル)寺嶋: パワーブリーズはイギリスで生まれたものだそうですが、もともと、どういう意図で開発されたんですか? ダニエル: パワーブリーズの開発は、漕艇選手のために始まりました。漕艇は足を屈めて激しい運動をしますし、身体も縮めなくてはならないため、横隔膜や呼吸筋にとても負荷がかかるんです。だから、そこを鍛えればパフォーマンスが上がるのではないかと考えて、50年くらい前に研究が始まったそうです。パワーブリーズの最初のモデル“クラシック”が発売されたのが、18~19年前ですね。現在は、由芙さんも使っている“プラス”の3タイプに、専用のソフトウェアがついたデジタル対応の“Kシリーズ”も発売されています。 寺嶋: なるほど。長い研究期間を経て、進化してきたんですね。私も“赤”をちゃんと使いこなせるように頑張ります