「Team Fortress 2」(以下、TF2)は、元々は有料のゲームとして始まった。本作は昨今ブームの「オーバーウォッチ」が存在する文脈の元にある作品でもあるし「Paladins」が発生した文脈もそうだろう。というより、本作は無料化して以降、様々な基本無料モデルFPS(あるいはマイクロトランザクション要素)の躍進を担った対戦型FPSなのである。 運営がユーザーコミュニティを作り、そのコミュニティでユーザ作成によるプレイアブルキャラクターの見た目を変えられる「スキン」の売買を促したりと、見た目しか変わらないような自己満足アイテムの取引が行われているのが特徴的だ。 TF2は今なおプレイ人数も多く、さらには様々な要素の追加も継続的に行われている。今回はそんな本作がいかにエポックな存在なのかに焦点を当ててお届けしよう。 Valveの実験場、お祭りゲーとしてのTF2 本作はValveのSteam