木のまな板で生肉を切ると、包丁がまな板に小さなキズをつけてしまい、このキズに肉汁が入り込んでしまうとか。肉汁に含まれた細菌が一度まな板についてしまうと、いくらこすっても取れなくなるので、衛生上よくないと指摘されています。この説は、米国の有名料理家Alton Brown氏も提唱。洗って除菌できるプラスチック製のまな板を使うほうが安全だとされています。 しかし、この説に異議を唱える研究結果も多くあります。そのうちのひとつ、米カリフォルニア大学デービス校のO. Cliver博士による研究では、10種類の木材と4種類のプラスチックで、この比較実験を行いました。 その結果、木のまな板と比べてプラスチック製のまな板に、明らかな除菌の特性は認められなかったとか。木のまな板に細菌をつけると、木の天然の特性によって、細菌は木の表面を通過し、内部に浸入。もちろん、細菌は木の表面から消えてもしばらくはまな板の内