神戸新聞｜社会｜買い物待ちの犬、９６匹の表情並ぶ 神戸・垂水の八百屋１０１匹ならぬ、９６匹わんちゃん！？ 神戸市垂水区塩屋町の八百屋に９６匹の犬の写真がずらりと飾られている。飼い主が買い物をする間、外で待つ犬たちの姿を、店主の沢勝弘さん（６８）が６年がかりで撮りためた。いつしか犬の情報拠点にもなり、迷子犬を飼い主と引き合わせるなど、“犬の八百屋さん”として近所の評判になっている。 ＪＲと山陽電鉄の塩屋駅の北約２００メートル、商店が並ぶ路地の一角にある八百屋「みにとまと」。近くにスーパーもあり、犬を連れての散歩がてら、買い物に立ち寄る人が多い。 その間、犬はといえば、八百屋のそばに架かる橋にリードを結ばれひとりぼっち。写真が趣味の沢さんは、切なげに飼い主を待つ犬たちの表情を、撮ってみたくなった。 戌年の２００６年元旦。新年のあいさつ文に何枚か犬の写真を貼り、店頭に掲げた。すると「うちの子も出してほしい」と、常連さんらから反響が続々。張り出す枚数がどんどん増え
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