長期間利用されず「休眠口座」と呼ばれる預金口座がある。関係者には公知の存在だが、最終的に口座の金が金融機関の収益として処理されていることまで知る人は少ない。2002年まで認められていた仮名口座も含めると優に1000億円を超えると推察され、これこそが新たな“埋蔵金”である。既に英国や韓国は基金や財団を設け、福祉事業支援などに幅広く活用しており、わが国も早急に受け皿を整備するよう求める。 ≪これぞ新たな“埋蔵金”≫ 休眠口座は独身時代や結婚前に設けられた1万円以下の小口口座が多くを占めるが、その一方で、大口の仮名預金口座も多数、存在する。かつて動物名を冠した郵便貯金の仮名口座が新聞報道をにぎわしたこともある。 5~10年間、取引がないと、ほとんどの銀行が休眠口座に切り替え、その旨を預金者に通知した上で、口座の金を収益として会計処理している。返還を求めるには通帳や口座開設に使った印鑑、銀行支店名
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