いまや家電やクルマに搭載されていたり、株式の値動きを予測したりと、身近なところで私たちの生活を支えている「人工知能(AI)」。もし将来、これまで以上に発展が続けば、私たちはもっと心豊かに暮らせるようになるのだろうか。そしてもし過去に――それも私たちが多感な時期や、仕事や恋に振り回されたあの時期に――AIが存在していたとしたら私たちの人生はどう変わっていたのだろうか。 AI研究者で、人が苦手な私です 2012年ごろからAIが急速に進化し、もう10年になろうとしています。今や、AIと見たら「人工知能」をすぐに連想される方が多いと思いますが、少し前までは、AIをアイと読む方もいらっしゃいました。 私は、まさにAI・人工知能を、電気通信大学(実は国立大学)で研究している教授で、副学長をしています。感性AI株式会社という人工知能の会社を起業し、芸能事務所オスカープロモーションにも所属しています、坂本