内閣府は5日付で「男女共同参画社会に関する世論調査」の結果を発表した。「結婚しても必ずしも子供を持つ必要はない」と考える人は、前回調査時(07年)より6.0ポイント増の42.8%で、97年の42.7%を超えて92年に調査を始めてから最高となった。合計特殊出生率(1人の女性が一生に産む子供の数に相当)は06年から3年連続で改善しているものの、子供を持つことにはこだわらない社会意識が定着しつつあることを示した。【鈴木直】 「子供を持つ必要はない」との回答は、男性が38.7%なのに対し、女性は46.5%と半数近くに上った。年代別でみると、20歳代63.0%、30歳代59.0%と高く、若い世代ほど子供を持つことにこだわらない傾向にある。40歳代は47.5%、50歳代43.1%、60歳代35.8%、70歳以上22.8%だった。 また「結婚は個人の自由だから、してもしなくてもどちらでもよい」との回答は