量子物理学と古典物理学の境界に迫る画期的実験 2007年5月10日 サイエンス・テクノロジー コメント: トラックバック (0) Mark Anderson 2007年05月10日 ドイツにあるマックス・プランク量子光学研究所の研究チームは、シリコンチップ上に超小型のカンチレバー・アームを形成した。絶対0度近くまで冷却した状態でカンチレバーのそばにルビジウム原子気体を置くことにより、量子効果を機械的な振動として観察できるという。史上初めて、純粋に量子力学的な状態を目で観察できる物体に結びつけるシステムということになる。画像提供:マックス・プランク量子光学研究所(ミュンヘン)、Jorg Kotthaus(ミュンヘン大学) 目に見える世界と、量子物理学の支配する不思議な世界との間に引かれた境界線が、これまでにない実験によって解き明かされようとしている。 シリコンチップの表面に、極小の飛び込み板