ソフトバンクの守護神・サファテの奪三振が止まりません。8月2日の西武戦で、29イニング連続奪三振のNPB新記録を樹立。その後も三振を奪い続け、9月6日の段階で記録を41まで伸ばしています。今回のコラムでは、今季のサファテの三振と、その生命線であるストレートについて紹介します。(※データは9月6日終了時点) まず、今季のサファテの奪三振率がいかに高いかを見ておきましょう。NPBの歴史でシーズン奪三振率が1、2位の選手は、フォークを武器に多くの三振を奪った「ハマの大魔神」・佐々木主浩です。その佐々木が1997年に記録した歴代トップの奪三振率14.85を、現在のサファテは上回っています。では、なぜ2015年のサファテは大量の三振を取れるようになったのでしょうか? 故障に悩まされ力を発揮できなかった2012年を除けば、いずれの年も高い奪三振率を残しているサファテですが、今季は過去の4年間と比較して