2018年7月7日のブックマーク (1件)

  • 歴史が忘れていくもの: 極東ブログ

    昨日、朝の時間帯ということもあって天気予報と時計の代わりに流しているNHKで、オウム真理教の教祖・麻原彰晃(名松智津夫、63)の死刑執行の速報を知った。「ああ、やっちまったな」なと思った。ああ、やっちまった。 意外感は、まったくなかったわけではなかったが、なるようになったなという思いが勝った。以前、オウム事件の死刑囚の執行は、天皇家の行事で忌まれるから延期されるだろうと書いたものの、どちらかといえば願望だった。日が死刑廃止の国になってほしいという願望だった。この事件を凶悪な国民の敵による事件であるとするより、その凶悪さと悲惨を運命の果実として分かち合う経験の内側にとどめるべく死刑廃止に結びつけられたらと。死刑の最終的な決断は法相に委ねられるのだから、ここでかつての法相がリラクタントであったように少しうそぶいてでも、改元や五輪の熱気に覆って隠してもよかっただろうと。そうはいかなかった。