喉まででかかっているのに! 「あれ、なんだっけ……?」と、知人やお店の名前が思い出せそうで思い出せず、思わず拳を握ってイライラする経験は、きっと誰しもあるはず。誰に教えられたわけでもない、この無意識の行動が、実は人間の「記憶」活動に大きく作用している可能性があるという研究が発表され、話題を呼んでいる。 発表を行ったのはニュージャージーのモントクレア州立大学心理学教授ラス・プロッパー博士。博士によれば、50人の学生を使った記憶実験の結果、人がモノを記憶する際には利き手で拳を握ると記憶力が高まり、逆に思い出す際には利き手ではないほうで拳を握ると思い出しやすくなることが明らかになったという。 研究で博士は、右利きの学生50人を集め、彼らに単語リストを渡し、単語を記憶、想起(思い出すこと)するという実験を行った。50人の学生はそれぞれ以下、5つのグループに分けられた。 ■グループA:単語を記憶する
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