8日、封鎖が解除された中国・武漢などで、家族が治療を受けられずにSNS上で助けを求めていた2000人以上を対象に、研究者らのグループが独自に追跡調査した結果が明らかになりました。この中には症状を訴えながらも、病院での治療やウイルス検査を受けられないまま亡くなった人も含まれ、武漢で起きていた医療崩壊の深刻さを浮き彫りにするとともに、実際の死者数が政府の公式発表よりも多い可能性をうかがわせる内容となっています。 中国の研究者らのグループは、武漢やその周辺のこうした人たち2000人以上に電話などで接触し、病状やその後の経過について独自に追跡調査を行いました。 その結果、少なくとも100人以上が死亡していたことが明らかになり、この中には、呼吸困難などの深刻な症状を訴えながらも、病院での治療やウイルス検査を受けられないまま、自宅で亡くなった人も含まれるとしています。 中国の国家衛生健康委員会は、8日