1974年に「白い波の荒野へ」で小説家デビューし、翌年には代表作「スローなブギにしてくれ」を発表。今なお旺盛な執筆活動を続ける作家・片岡義男さん。そのハードボイルドで疾走感に満ちた作風は現在も強く支持されています。 今確認できる範囲でも580を数える片岡さんの膨大な著作を、すべてデジタル化し誰でも入手可能な状態にする「片岡義男 全著作電子化計画」。ボイジャーの手によって7月1日にスタートしたこのプロジェクトでは、最初の1か月ですでに100作品がリリースされています。 自らの著作をすべて電子化することの先に、片岡さんはどのような風景を夢見るのでしょうか? そしてそれは読み手と書き手にどのような変化をもたらすのでしょうか? 代表作たちの誕生秘話などにも触れつつ、プロジェクトの開始から間もないタイミングで行われた批評家・佐々木敦さんとの対談をお送りします。 ※本記事は、2015年7月4日、第19
![片岡義男×佐々木敦:スローなデジにしてくれ 〜片岡義男の全著作電子化計画〜 「日本の話、つまり自分の日常に近い話が書けないんですよ。」- DOTPLACE](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/b2025cd3f1c2a292be9888aca8c77d802cc7ec14/height=288;version=1;width=512/http%3A%2F%2Fdotplace.jp%2Fwp-content%2Fuploads%2F2015%2F09%2FDOTPLACETOPICS_banner081.jpg)