あなたのところに荷物が一人でやってくる――。まもなくそんな時代が来るかもしれない。時間帯を10分刻みで指定、望んだ場所に、自動運転車が宅配ボックスに入った荷物を届ける。自分は無人のクルマから荷物を受け取るだけだ。 ヤマト運輸とDeNAは4月16日、「ロボネコヤマト」プロジェクトを発表した。4月17日から来年3月31日まで、国家戦略特区になっている神奈川県藤沢市の鵠沼海岸などで実証実験に取り組む、次世代物流サービスである。柱となるのは、「ロボネコデリバリー」「ロボネコストア」の2つのサービスで、きたるべく自動運転社会を見据えている。 中でも「ロボネコデリバリー」は、専用EV(電気自動車)に宅配ボックスを設置したもので、利用者が希望する時間帯・希望する場所で荷物を受け取ることのできるサービスだ。時間帯は10分刻みで指定でき、自宅以外に最寄りの駅や会社でも受け取り可能。荷物の到着3分前にはスマー