京都府の舞鶴文化公園体育館で4日午後、大相撲の春巡業のあいさつ中に多々見良三市長(67)が倒れた際、応急処置のため土俵に上がった女性2人に対し、土俵を降りるよう求めるアナウンスが流れたことが、同場所実行委員会への取材で分かりました。実行委によると、多々見市長は同日午後2時5分ごろに倒れ、女性2人が土俵に上がって心臓マッサージを行いました。 その後会場にいた市消防隊員がAEDを持って駆け付け、女性2人は状況を見守る形になりました。すると、日本相撲協会の呼び出しが「女性は土俵から降りてください」とアナウンスしたといいます。実行委は、女性が応急処置をしている間はそうしたアナウンスは聞いていないとしています。