喫煙は大腸癌のリスクの一つであるものの、それほど強いリスク因子でなく、また、喫煙率の低下が大腸癌の罹患率の低下に寄与するのにはタイムラグがあるからでしょう。大腸癌のリスク因子で主要なものは、運動不足、肥満、赤身肉、飲酒、野菜不足です。古野純典(薬局、58巻5号 P1854 (2007))は、日本の大腸癌増加について「運動不足と肥満が重要な要因」「飲酒量の増加も一因」としています。 タバコの影響の有無にかかわらず癌細胞は発生しているでしょうが、質問とは無関係ですね。肺癌のように喫煙が強いリスク因子である癌もあれば、大腸癌のように喫煙が弱いリスク因子である癌もあります。「高齢になる事で免疫力が落ちる」というのは概ね正しいですが、回答になっていません。なぜなら、年齢調整しても大腸癌の罹患率は増えているからです。
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