前回「果汁は1歳になるまで与えないほうが良いでしょう」という記事が、非常に反響がありました。 「果汁は1歳までは与えないでよいでしょう」と前回は説明してきましたが「1歳以降はどうなの?」と思われる方もいるでしょう。 今回は2歳と5歳の小児で、フルーツジュースの摂取量と体重・身長の相関をみた研究です。 研究の背景 ▪️ かつては乳幼児への果汁投与が積極的にされていた アメリカのデータになりますが、ひと昔前は乳幼児への果汁投与が積極的にされていた時期があります。 例えば、1970年〜2000年にかけて、乳幼児へのフルーツジュースの投与が増加し続けていました。 特に学会などが主導で増加していたわけではなく、「フルーツジュースは健康的」という人々の思い込みと、巧みなマーケット戦略によると考えられています。 例えば、90%以上の乳児はフルーツジュースを飲んでいたという結果もあるほどです。 ▪️ 19