ブックマーク / lambamirstan.hatenablog.com (322)

  • お金と時間に関する焦り - 和尚さんの水飴

    義姉が手術を受けるという話から、の老後資金に対する不安にスイッチが入ってしまいました。 lambamirstan.hatenablog.com 老後資金と老後時間。そのバランスをどのように取るのか。自分たちにとって最適なバランスとは ― の不安が“伝染”したわけではありませんが、私は、この先ずっと生き方と死に方を考え続けるのだろうと漠然と思うようになりました。もちろん、それは行く末を悲観的に捉えるという意味ではありません。と私にとって、人生の第四コーナーから先をどう過ごすのがベストなのかを探し求めることになるのでしょう。 将来受け取る年金で生活できる自信のある人にとっては、貯蓄の多寡はそれほど気にならないのでしょうが、現役時代に羽振りよくお金を使っていた人にとっては年金だけでは生活レベルを維持できず、不足分を賄うのに資産運用を続けたり貯蓄を取り崩したりと、お金にまつわる手立てを講じる

    お金と時間に関する焦り - 和尚さんの水飴
    tureture30
    tureture30 2024/09/23
    もしもがあった場合、ある程度は、お子さんたちにご厄介になることを想定されてもいいのではないでしょうか。私は長男でリアルに親の介護を考えだす頃合いですが、少なからずそういう想定はしています。
  • ハラスメント呼ばわり - 和尚さんの水飴

    下の娘は自己主張が服を着て歩いているような性格です。自己主張の強さは両刃の剣ですが、も私もそれを受け止めて二十数年彼女と過ごしてきました。 学校の先生や学友と衝突を繰り返した高校時代は、私たちは定期的な三者面談以外にも学校に呼ばれることがありました。それでも、と私は娘の味方であり続けました。時に場の空気を読めない娘の言動は、周囲に細波を起こすことがありましたが、娘としては悪気があるわけではなく、些細な問題でも黙って見過ごすことができない ― ただそれだけだったのです。娘は先生から煙たがられても、クラスで浮いた存在となっても自分のスタイルを変えませんでした。 大学時代は、娘にとって最高に楽しい時だったのだと思います。コロナ禍の影響でキャンパスに足を運ぶ機会は制限されたものの、海外からの留学生も多く、それぞれにバックグラウンドの異なる学友に囲まれて、多様性をお互いに認めることを是とする環境

    ハラスメント呼ばわり - 和尚さんの水飴
    tureture30
    tureture30 2024/09/20
    言葉一つで相手の印象はガラリと変わってしまいますからね。おそらくですが、娘さんと上司は何でも言い合える関係だったのではないでしょうか。売り言葉に買い言葉な印象です。
  • 老いを楽しむ余裕 - 和尚さんの水飴

    「老化現象」という言葉を耳にすると、以前の私はうんざりして、その話題には触れないように避けていました。 四十代半ばに差しかかり、記憶力や体力に衰えを感じるようになりました。歳とともにこれまで出来ていたことができなくなること、自分の持っている知力や気力が削ぎ落されていくことを自覚するのは、不安を通り越して恐れにも近い感覚です。 同じ頃、老齢の母が年を追うごとに急速に衰えていく様を見るにつけ、想像する自分の行く末を重ね合わせ、不甲斐なく侘しい思いにさせられました。 そんな私が、“老い”を嘆き悲しむものではなく、受け入れて楽しむものと思えるようになったのは、ここ数年のことです。 平均寿命と言われる年数の約三分の二を経過したところで、もう後がないと考えるのか、まだ楽しめる時間が“三分の一も”残っていると捉えるのか ― 要は自分の気持ち次第なのです。 あれができなくなった、これができなくなった、と落

    老いを楽しむ余裕 - 和尚さんの水飴
    tureture30
    tureture30 2024/09/15
    人間は、いつどうなるのか分からないですよね。私は後悔するのが怖いから自らいそがしくしているのかもしれません。
  • 残された気がかり - 和尚さんの水飴

    在宅勤務では気になりませんが、出社して一日職場にいると、同僚の仕事ぶりにどうしても目が行く時があります。 私がこの職場にいるのもあと四か月。もう、先のことを見据えて仕事の段取りに頭を悩ませる必要はないのですが、“最後のご奉公”として、役に立てそうなことを考えながら働いています。 今、気になっていることが二つあって、ひとつは今年入社した新入社員の育成です。入社して半年近く、私が見ている限り、上司から振られた雑用をこなしているだけで、業務に必要な知識を体系的に勉強するような指示や、目標となる主業務を任されている様子はありません。 課長は、中堅社員が退社したことで自分の仕事が増え、新入社員の育成まで気が回っていません。そもそも、実務にはあまり関心がないようなので、新入社員への仕事は丸投げ。出来栄えに対してのフィードバックがないことを新入社員から聞かされました。 私は課長から指示されたわけではあり

    残された気がかり - 和尚さんの水飴
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    tureture30 2024/09/03
    今は立場が上の人ほどストレスの溜まる環境ですよね。ますます管理職を目指す人が減るのではないかと思います。
  • リタイア後の楽しみ - 和尚さんの水飴

    来年の一月から、私は晴れて無職の身となります。やりたいことは多過ぎて、いきなり全て取り掛かるのではかえって中途半端になってしまいそうで、“バケットリスト”の優先順位をつける必要があります。 結婚してからこれまで、折に触れてとは老後の過ごし方を話してきましたが、外向的な彼女の希望は、体が動かせるうちにできるだけたくさん旅行することです。 それは結構なのですが、の闘病前、夫婦水入らずの二回の旅行は、道中喧嘩続きでした。方々を見て回りたいと、ゆっくりじっくりと鑑賞したい私。“旅行作法”の違う人間が一緒に行動すると、お互いに不満が生じることになります。 思えば、結婚当初、と私は旅行先すら意見が合わず、それぞれの夏休みは別行動にして、帰宅後にお互いの土産話をするといった感じでした。娘たちが生まれてからは、さすがに別行動とはなりませんでしたが、結婚生活三十年に差しかかり、人間的に丸くなったはず

    リタイア後の楽しみ - 和尚さんの水飴
    tureture30
    tureture30 2024/08/10
    ネクストステージに向けて着々と準備を進めていらっしゃいますね。ワクワクした様子が文面から伝わります。
  • 八月 - 和尚さんの水飴

    まだ私が小学生の頃、八月十五日はどこのテレビ局でも終戦特番を終日流し続けていました。そのことに不平を漏らす私に、父は「よく見ておけ」とだけ言いました。 生前、父は自身の戦争体験をほとんど語りませんでした。唯一、東京大空襲の際に死体を跨いで逃げおおせた話を聞かされた記憶があるだけでした。 子どもの私にとって、自分が生まれる三十年も前のことは大昔の話でしたが、戦争体験者の父や母にとっては、ついこの間の、生々しいつらい出来事だったはずです。 思うに、終戦から二十数年後に生まれた私は、その後、命の危険に晒されることなく、間もなく還暦を迎えようとしています。 戦争に巻き込まれることもなく、震災に遭うこともなく、不慮の事故や事件で命を落とすこともなく、ここまで生きてこられたのは、ただ運が良かっただけ ― 私はそう考えます。 年齢を重ねるにつれて薄らぐ“欲”と、反対に、私の心に染み出してくる充足感の正体

    八月 - 和尚さんの水飴
    tureture30
    tureture30 2024/08/07
    娘の誕生を経て、生きていることが当たり前ではないことを学びます。このように誰かに100%身を委ねることで、私も命を繋いできたのですね。
  • 欠員埋まらず - 和尚さんの水飴

    私の部署のキャリア採用活動。これまで私は書類選考と一次面接を担当してきましたが、先日“退職宣言”をした際に、私は部長と課長に採用活動の仕事を遠慮したいことも伝えました。会社を辞める人間がやる仕事ではないと考えたからです。 課長は、「忙しいから」という理由でキャリア採用の仕事を自分で担う気はなさそうでしたが、単に興味がないからだということは分かっていました。 着任早々、欠員補充は不要と言い放った課長でしたが、こればかりは部長に諭されて渋々受け入れた模様です。課の仕事が回っているのは、残っている部下の面々が何とか回していただけの話です。 キャリア採用での人員補充は喫緊の課題で、しかも、頼りにしてきた中堅社員も今月いっぱいで会社を去ってしまうので、募集数は“一名”では足りなくなってしまったのです。 今さら“たられば”の話をしても無意味ですが、もし、もっと早くキャリア採用で欠員を補充できていれば、

    欠員埋まらず - 和尚さんの水飴
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    tureture30 2024/08/02
    中堅がいないというのは黄色信号ですね。若手からしたらモデルケースがいないのでキャリアに不安を抱えることでしょう。
  • 退職宣言 - 和尚さんの水飴

    私の勤め先では自由選択定年制度があります。五十歳以上の社員が対象で、退職金が割り増しになります。先週、私はその制度を利用して今年いっぱいで退職することを部長と課長に伝えました。 部長からは、時短勤務や在宅勤務日数を増やせば働き続けられるのかと尋ねられました。私はそういう問題ではなく、自分と家族のための時間を増やしたいことが理由だと説明したのですが、腑に落ちない様子でした。 この三年間、の闘病、私自身の体調不良、そしてコロナ禍と、思いもよらないことが次々に降りかかりました。私にとってそれらは決して不幸な出来事ではなく、むしろ、働き方や家族との関わり方を見直す良いきっかけになりました。そして、その先にある自分の将来についても深く考えることにもつながりました。 現状に大きな不満があるわけではありません。今のような働き方でも、自分の娯楽、家族との憩いに費やす時間はそれなりに確保できます。このまま

    退職宣言 - 和尚さんの水飴
    tureture30
    tureture30 2024/07/17
    新たなステージへのご決断おめでとうございます!
  • 第二ラウンド - 和尚さんの水飴

    が乳がんの摘出手術を受けたのは三年あまり前のことでした。それから先月まで放射線治療や抗がん剤の投与を続けてきましたが、主治医の先生から治療の終了が伝えられました。 抗がん剤の副作用との闘いはおしまいです。手術で取り除けなかった患部は、治療で消えることも広がることもなく、がんの転移もありませんでした。これからは半年に一度の血液検査と主治医の先生との問診を続けていくこととなります。 に寄り添うことしかできなかった私は、治療終了を悪くは受け止めていません。言い方は良くないかも知れませんが、「気が済んだ」という表現が一番近いかもしれません。寛解とはならずとも、手術と治療によってひとまず危機は脱しました。少なくとも今日明日を心配しながら生きていく必要はありません。 には自分のやりたいことを誰にも気兼ねせずに叶えてもらいたい、そのために私は彼女を支えていきたいと考えます。 はリハビリ勤務で仕事

    第二ラウンド - 和尚さんの水飴
    tureture30
    tureture30 2024/07/11
    新たなライフステージの始まり、おめでとうございます!私はまだ前のステージが始まったばかりというところでしょうか。前向きな御姿に勇気をいただきます。猛暑ですので呉々もご自愛ください。
  • バケットリスト - 和尚さんの水飴

    北米に駐在中、出向先で懇意にしてもらっていたコンサルタントがいました。多才な人で、会社のパーティーでは、毎回彼の出し物が“お約束”になっているほどでした。 彼は郊外にセカンドハウスを所有していて、家族ともども何度かお邪魔したことがありましたが、そこはまさに趣味のための家でした。湖畔に佇むその家は、毎週末奥さんとの時間と自分の趣味を楽しむための隠れ家でした。 トランペット奏者、ジャグラー、マジシャン、画家、メカニック ― 彼の休日は、平日よりも忙しいのではないかと思えるほどでした。その趣味の多さに私は圧倒されつつも、自分も仕事とは別の、自分のやりたいことに没頭できる環境が欲しいと思うようになりました。 彼の奥さんは彼を金い虫と言い、夫の趣味に付き合うためにアーリー・リタイアメントは諦めたと言っていましたが、その表情からは夫婦水入らずの時間を楽しんでいる様子が窺えました。 そんな彼でしたが、

    バケットリスト - 和尚さんの水飴
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    tureture30 2024/07/03
    時間は有限であることを意識しているか否かで、人生の密度は大きく変わるのだと感じました。タイムイズマネー。「今」に投資することを忘れてはならないのですね。
  • 娘の部屋探し - 和尚さんの水飴

    独り暮らしをしたいと言っている下の娘ですが、なかなか希望する物件が見つかりません。いろいろと賃貸物件を検索しても、掘り出し物はありません。利便性や治安の良さを優先させればそれなりの値段になってしまいます。逆に周辺の相場よりも安いものは曰くつきの物件ということになります。 独り暮らしと言えば、私の勤め先の単身寮が廃止になることが決まりました。入居希望者が激減したことが理由のようです。 会社の福利厚生施設ですから、周辺の相場よりも格段に手ごろな寮費で住めるのですが、若い人々は、少しばかりコストがかかっても通勤の便の良い場所に自分の城を構えたいようです。 家族向けの社宅も入居希望者が減少傾向にあるようなので、あと何年かしたら社宅制度そのものが廃止になるのかもしれません。 二人の娘たちは学生時代も自宅から通学していたので、親の私は独身者用の賃貸物件に関する相場観が備わっていません。今回、娘の部屋探

    娘の部屋探し - 和尚さんの水飴
    tureture30
    tureture30 2024/06/24
    今は賃貸料も高いですからね。個人的には親元から通勤できるなら、実家から通い、家賃分を貯金で良いと思いますけどね。お金は大事です。
  • 会社の向かう先 - 和尚さんの水飴

    今年度から導入された新人事制度と組織改革。“課”を構成する必要最小人数が定められたため、それを下回る課は統合され、それまで課長だった者は“自動的に”一般社員に降格となります。全社でどれほどの降格者が出たのかは分かりません。いずれにせよ、管理職のポストは減り、新たに管理職となるための登用試験の門はさらに狭まることになるのでしょう。 導入前から、途中経過も含めて繰り返し行われてきた制度概要の説明会は、お世辞にも評判の良いものではなく、批判的な意見も多々出されていましたが、会社はなし崩し的に新人事制度の導入を決めてしまいました。 “メリハリのある評価制度”、“社員のエンゲージメントの高揚”、“変化に柔軟に対応できる組織作り” ― お題目は十年前から、いや、もっと前から大して代わり映えしません。 そもそも、「社員の声を広く取り入れた」と自画自賛している新制度自体、その議論のプロセスには社員は深く関

    会社の向かう先 - 和尚さんの水飴
    tureture30
    tureture30 2024/06/22
    私の会社も来年から新人事制度を導入するようです。基本的な方針は、ベースアップ額増に伴い、人事考課による昇給額アップと言われていますが、単純に上手い話ではなさそうです。
  • 払い込み満了 - 和尚さんの水飴

    独身時代の私はお金のことには無頓着でした。毎月の給料から奨学金を返済したら、あとは自分のお小遣い。翌月の給料日までにはほとんどお金を使い切っていました。 結婚することが決まり、お互いの銀行通帳を見せ合った時、の口から小さな悲鳴が洩れたのを今でも覚えています。四桁の残高。それが私の全財産でした。曰く、この瞬間に家計の管理は自分でやるしかないと思ったそうです。 結婚後、私の給料はの管理下に置かれました。生命保険、医療保険、それに個人年金にも入らされ、毎月少ないながらも一定額は貯蓄に回すようになりました。 我が家のキャッシュフロー表を作って、これから先どれだけのお金が必要になりそうなのかを試算した時、その目標額は当時の私にとっては気の遠くなるものでしたが、結婚当初に明確な目標を定めたことで、と私はお金についてはオープンに話ができる関係になりました。 しがない会社員の生涯収入などたかが

    払い込み満了 - 和尚さんの水飴
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    tureture30 2024/06/14
    お金のことは非常に意識しています。もともと倹約家だった私でも、家族を養って、住宅ローンを考えたりすると、とてもお金が足りません。お金はあるだけ安心なのだと、今が人生で一番感じています。
  • 身の丈に合った生活 - 和尚さんの水飴

    スーパーなどで買い物をしていると、物価上昇を嫌でも実感します。 コロナ禍以降、材や日用品に関しては、近所のスーパーへの買い出しと大手スーパーの宅配サービスを利用するのが定着しましたが、それぞれの品目の単価を記録しています。 半年前、一年前の記録を見ると、確かにモノの値段は上がっています。値段が据え置きでもシュリンクフレーションで内容量が減っている品物もあります。 世の中の景気とは関係なく、我が家の生活レベルはほとんど変わっていません。決して爪に火を点すような倹約生活を自分たちに強いてきたわけではありませんが、と私が心地良いと感じられる範囲での節約を心がけてきました。 そのため、物価上昇を受けて一層の家計引き締めをするのは、生活の潤いを犠牲にすることになるような気がしてあまり気が進みません。 結婚当初から続けている家計のキャッシュフロー表では、毎年のインフレ率を二パーセントと想定していま

    身の丈に合った生活 - 和尚さんの水飴
    tureture30
    tureture30 2024/05/27
    貯金をせずに投資に回す金額の比率が増えました。未来にばかり投資していますが、果たしてそれが正解か否かは未来が訪れるまでわかりません。
  • 自分時間 - 和尚さんの水飴

    以前の記事で、働くことは自分の時間を切り売りしていることだと書きました。切り売りした時間の単価が上がっても、やりがいや張り合いが伴わない仕事は喜びではなく虚しさしか残しません。 lambamirstan.hatenablog.com 自分のために使える「自分時間」が増えたことで、私の時間に対する考え方は大きく変わりました。かつては往復の通勤の間に急かされるようにを読んでいたものですが、今は読書のためだけに時間を割いています。ページを捲るスピードは遅くなり、の内容を理解するよりも文章や行間を楽しみたいと思うようになりました。 それは事も同じで、数年前までは、仕事のある日は夜遅く帰宅した後、卓で独り夕をかき込むことがほとんどで、事は空腹を満たすためだけの作業でしかありませんでしたが、今は家族と時間をかけて夕を楽しめるようになりました。家族団欒とは陳腐な表現ですが、これが私の望んで

    自分時間 - 和尚さんの水飴
    tureture30
    tureture30 2024/05/18
    私とは逆ですね。私はどんどん自分時間の減るライフステージに入りました。電子レンジャーさんのステージに入る頃には、また自分時間を取れるのですね。励みに頑張ります。
  • 連休最終日のショッピング - 和尚さんの水飴

    連休が終わり通常の生活に戻りました。私の勤め先は、全社一斉の夏休みはありませんので、次の大型連休は年末まで待つこととなります。 そんなこともあり、ゴールデンウィークは一年の折り返しのようなもので、私の中では“今年もあと半分”といった気分になります。 以前は、貴重な連休に目いっぱいの予定を詰め込んだものでしたが、今は歳のせいか、賑やかな場所に身を置くよりも、静かにゆったりとした時間を楽しみたいと思うようになりました。 このゴールデンウィークも自宅でのんびりと過ごしましたが、最終日は家族でアウトレットのショッピングモールに買い物に出かけました。 連休前からや娘たちに買い物に連れていくようにせがまれていたのですが、気の進まない私は、まずは袖を通さなくなった服を片づけなければショッピングは禁止と釘を刺したのでした。 普段、部屋の片づけをするように言ってもなかなか行動に移さない娘たちです。どうせ、

    連休最終日のショッピング - 和尚さんの水飴
    tureture30
    tureture30 2024/05/08
    私も連休最終日は休日出勤で働いていました。家族サービスお疲れ様です。
  • 幸福序論 - 和尚さんの水飴

    自棄酒とガス抜き せっかくゴールデンウィークが始まるというのに、下の娘は上司とやりあったらしく、ひどく落ち込んで帰っていました。 一年間努力して、自分では十分な成果を上げたと思っていても、上司がどう評価するかは別の話です。そんな当たり前のことではあっても、新入社員に毛の生えた程度の娘にとっては腑に落ちないのでしょう。 それにしても、自分と意見の違う人に対して見境なくって掛かる娘の性格は何とかならないものかと思ってしまいます。娘に“激詰め”される上司の方の苦労は如何ほどのものでしょう。 この歳になって、娘の自棄酒につき合わされるとは思いませんでしたが、たとえ酔い潰れたとしてもすぐ近くに寝床が用意されているのが家飲みのメリットです。もっとも、そんな心配は無用でした。は早々に床に就きましたが、娘二人との酒盛りは明け方まで続き、下の娘の“ガス抜き”は完了しました。 成人を迎えた後、娘には説教臭

    幸福序論 - 和尚さんの水飴
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    tureture30 2024/04/27
    ライフステージによって幸せは変化するのかもしれませんね。若いうちは、より多くのものを求めて生きるのも間違いとは思いません。例え歳と共にそれを捨てることになったとしても。
  • 働きにくさ - 和尚さんの水飴

    前回の記事で触れたとおり、私の職場はコロナ禍以前の勤務形態に戻りつつあります。在宅勤務日数の制限もさることながら、執務室の人口密度上昇で以前よりも働きにくい職場になってしまったのではないでしょうか。 物理的な職場環境の悪化や働き方の不自由さの影響は、数日、数か月の短い時間では目に見えないかもしれませんが、転職を考えている社員の背中を、悪い意味で後押しする効果はあると考えています。 若手や中堅社員の退職数が増え始めたのは、もう十年近く前のことです。“終身雇用制度が実質的に終わりを告げたから”というのは、転職を考える理由のひとつであって、勤めている会社に何の不満もなければ、転職を考えることもないでしょう。 当時、会社や労働組合が別々に社員に対する意識調査を行ないました。質問事項は変われども、今も定期的に似たような意識調査は行われています。 以前の意識調査の結果から見えてきたものは、社員の多くが

    働きにくさ - 和尚さんの水飴
    tureture30
    tureture30 2024/04/16
    会社を辞めることはできますが、人生を辞めることはできるないので、自身の課題を解決しないまま別の場所に進んでも、また同じことで悩むのではないかと思いました。従業員の立場が強くなりすぎた面があると感じます
  • 欠員補充 - 和尚さんの水飴

    新年度を迎えて一週間が経とうとしています。私の部署には新入社員一名が配属されることになっており、新人研修を終えてゴールデンウィーク前には欠員の穴が一つ埋まることになりますが、それで部署の仕事が俄かに楽になるわけではありません。 新入社員を受け入れる課は、かつては課長以下五名で仕事を回してきました。それが、この三年余りの間に、異動や転職によって減員となり、欠員が補充されないままに今では課長と部下一人になっていました。欠員は他の部署からの兼務で凌いできました。 昨日、新入社員を受け入れる課の課長と話す機会がありました。課長が「新人が仕事に慣れたら、いずれ私の仕事のサポートもしてもらう」と気前の良いことを言ったのは、欠員補充が叶って一安心したからなのでしょう。私は課長の上機嫌に水を差しはしませんでしたが、心中はあまり穏やかではありませんでした。 欠員の補充は喜ばしい話とはいえ、新入社員がすぐに戦

    欠員補充 - 和尚さんの水飴
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    tureture30 2024/04/07
    うちの部署にも5月から新卒社員が配属されますが、上からは過剰なくらいに丁寧な扱いを指示されているのですよね。上司が部下に気を遣わなければいけないという、時代の変化を感じました。
  • 折り合い - 和尚さんの水飴

    キャリアのために 以前、ある中堅社員が、育児休業を取得した後に自分の評価が大きく下がったと嘆いていました。それは今まで順風満帆で、同期の中でも出世頭だった彼のプライドを大きく傷つけました。 結局、彼は転職して会社を去って行きました。最後の会話で、彼は「(私のように)家族のためにキャリアを捨てることができなかった」と言いました。 私にとってキャリアとは固執したり捨てたりするものではなく、ましてや“家族のため”に捨てたという意識はありませんでした。 ただ、あの時、彼の誤解を解こうという気持ちが私の中から湧いてきませんでした。彼に自分のことを分かってもらう必要がなかったからです。それは、彼が会社を去り、もはや自分とは関係のない人間だからというわけではなく、誰かに自分の考えを理解してもらうか否かは私に何の影響も与えないからでした。 折り合い おそらく、昔の私だったら、他人の目をひどく気にしていて、

    折り合い - 和尚さんの水飴
    tureture30
    tureture30 2024/03/20
    減点主義だと管理する側は楽なのでしょうね。世間からの見栄えを良くするために360度評価を導入しても、評価方法が複雑になるので、結局はあまり考慮されない、そんな私の会社と重ねてしまいました。