休日に近所のカフェに行くと、女子大生っぽいギャル2人組がスマホ片手に雑談をしていました。以下、なんとなく聞こえてきたやりとりを、ほぼ脚色なしで再現します。 えりか(仮名)「あー、あのさ何だっけ、あの古典のやつ。」 さとみ(仮名)「は? 古典? なに、『日本書記』とか?」 えりか「いや、あのもっと最初の小説みたいなやつ。……思い出した、『源氏物語』」 さとみ「うわ、懐かし! 日本史とか最近全然やってないわー。」 えりか「あれさー、漫画とかドラマの原作にバンバンなってるだけあってさ、けっこう面白かった気がするんだよね。」 さとみ「なんか似たようなのなかったっけ?」 えりか「『枕草子』? いや、あれダメだよ、作者けっこう腐ってるもん。」 さとみ「ウケる。あれってなんか女がグチ書いてるだけだもんね。」 えりか「あと、なんていうか“わたしアタマいいでしょ?”感ですぎ。クソだよあれ。ストーリーないし。