このほど刊行された“Government Information Quarterly”に、“Impacts of government website information on social sciences and humanities in China: A citation analysis”という論文が掲載されています。中国の政府系ウェブサイトに掲載された情報が、人文学や社会科学の雑誌論文にどの程度引用されているかを分析したものです。 分析の結果、政府系のウェブサイト情報の引用は一定の割合で増加傾向にあること、社会科学においてはその影響は顕著なものの、人文学においては比較的影響は低いこと、中国人研究者はエビデンスを補強するものとして政府情報を引用する傾向にあること、流行している社会問題に関する情報がよく引用されること等が明らかになったとのことです。 Chuanfu Chen.
![中国の政府系ウェブサイトの情報は、人文・社会科学系雑誌論文にどの程度引用されているか(文献紹介)](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/7cab7903e416b2fdf7371adec7e411f5c8034d8a/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fcurrent.ndl.go.jp%2Fwp-content%2Fuploads%2F2022%2F09%2FOGP.png)