文部科学省は来年度、公立校の「土曜授業」を補助する方針を決めた。「脱ゆとり教育」で授業時数が増えたため、総合的な学習の授業などを土曜に実施しやすくする。30日に公表された来年度予算の概算要求に必要経費約20億円を盛り込んだ。 土曜授業の補助は、全国の公立小中高校の約2割の6700校が対象で、計18億円を予定。専門知識を持つ住民や元教員らを講師に、地域の歴史や英会話、補習学習など通常授業とは違う教育活動を後押しする。講師への謝礼や教材費などの費用の3分の1を補助する。 全国の小中高校350校をモデル校にし、効果的な土曜授業の研究もする。大学院生が指導する理科実験や、英語力の高い会社員による英会話指導といった取り組みを各地で試すため、2億500万円を計上した。 続きを読む最新トップニュースこの記事の続きをお読みいただくには、会員登録が必要です。登録申し込みログインする(会員の方) 無料会員