中国安徽省の高校1年生が、米アップル社のタブレット端末「iPad(アイパッド)2」を買うため、自分の腎臓を売ったとテレビ局が報じ、驚きが広がっている。急に高価な物を持ち帰った息子を母親が不審に思い、腹に手術跡があったため発覚したという。 深セン(センは土へんに川)衛星テレビによると、男子高校生が腎臓を売ろうと思ったのはiPad2発売直前の4月下旬。高校生は「どうしても欲しかったがお金がなく、インターネットで腎臓が2万元(約25万円)で売れると知った」。両親に内緒で申し込み、ブローカーに湖南省の病院に連れていかれた。 そこで左側の腎臓を摘出。3日間入院し、2万2千元を受け取った。家に戻った際に、iPad2やiPhone(アイフォーン)を持っていたため、母親が問い詰めた。通報を受けた警察がブローカーに電話したが通じず、手術を受けた病院には臓器摘出の設備もなかった。高校生の体調は思わしくない